今年はEFI(electric fuel injection)化したZを何台かセットアップする予定があるので、前倒しでピックアップローターを何セットか製作しました。
もともとEFIの車両であれば既にそれ用のピックアップになっているので、こういったものを用意する手間はありませんが、Z系のオリジナルは初期は機械式のポイントだったりします。フルコンの設定によってはポイントであろうが、初期のMk2系フルトラ用のピックアップでも使用出来ない事は無いのですが、最新型のフルコンを使用してその機能を出来る限り使おうとするとクランク角度の測定精度を上げる為にこのレベルが必要になります。
ちなみに現行のカワサキEFI車は、その多くがこの24-2と呼ばれる多数の歯の刻まれたピックアップローターを使用しています。
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ちなみに、フルコンはインジェクションにしか使えないと言うわけではなく、スロットル開度はもちろんの事、負圧センサーを用いてエンジン負荷をダイレクトに測定したデータや各種のセンサーから取り入れたデータを基に補正制御を取り入れた3次元以上(ちなみに弊社のZ1000Jでは走行速度やヘッド温度を含めた5次元制御になっています)の点火マップをオリジナルで製作して、キャブレター車で使用する事も出来ます。
スロットルボディアダプター同様に、こういったフィッティングパーツの一般への供給やサポートも予定しておりますので、Z系車両をフルコン化されるのに、ピックアップローターが必要な場合はお問い合わせ下さい。