前々から企画しながら後回しになっていた、バンク角を確保するためのカットタイプ/ジェネレーターカバーの実走行テストが始まっています。ノーマルをカット+溶接整形した物ではなく、鋳造による一体物ですので溶接痕からオイルリーク等の心配もございません。また十分な肉厚の確保により少々路面に摺られても簡単には穴が開いたり割れたりもしない様に配慮致しました。ただしノーマルジェネレーターシステムには使用できません。
画像手前が鋳肌のままで、奥がバフ仕上げを施した物です。この辺りはレーシーな雰囲気かノーマルっぽく仕上げたいのかによって好みが分かれると思います。(バフフィニッシュはオプション扱いになる予定)
対象となるのはGC/kitのタイプ2。最新型のマグネットローター&ステーターコイルにより強力な発電能力を備えながらも大変軽量となります。また画像では見えませんがワンウェイクラッチはカム式を採用しZ系のアキレス腱とも言える始動時に起こりがちなワンウェイクラッチの滑り(弾き)現象の心配が著しく少なくなります。
STDに比べ圧倒的に薄型設計となったマグネットローターその他により、ノーマルでは不可能なバンク角を実現しています。
実は、GC/KIT タイプ2を開発するキッカケはこのバンク角の確保が課題にありまた。同時にそれを必要とする車両はチューニングされたエンジンの割合が高いと見込まれ、ハイコンプレッション等にも音を上げないカム式の最新型ワンウェイクラッチの採用が必須だったのです。結果的にインジェクション化等にも十二分に対応可能な発電能力が得られました。
間もなくリリースを予定しておりますが、正式に決定致しましたらご案内させて頂こうと思います。