EFI化と言えはこれが無ければ始まらない。スロットルボディ。
今回はコンプリートマシン用のインジェクション化用システム一式の製作依頼の為、kawasakiから新品純正パーツとして取り寄せたスロットルボディをベースにします。
新品スロットルボディと言うとえらく高いイメージがあるかもしれませんが、kawasakiの4気筒用の場合年式や車種にもよりますが12~18万円と、実は新品の純正CVKキャブレターやFCR,TMR等のレーシングキャブレターと変わらないか、単品で購入すると結構値の張るスロットル開度センサーやインジェクター、又それ用のハーネスも入っているいる事を考えればむしろ安かったりします。
今回もスロットル開度へのレスポンス重視のスポーツインジェクション化ですので、サブスロットルバタフライやその為のサーボモーターは一度分解して撤去しています。
又、純正のままだとテープ巻きで少々色気に欠けるハーネスですが、Zの場合結構見えるので、それらしく組み直してやりました。
CVKキャブレターと同じ、KEIHIN製です。
サブスロットルを外すとボディそのものの長さ分がエアファンネルとなります。
これはこれで結構イケメンなシステムだと思うのですが。
ファンネルアダプターの上からスポンジタイプのフィルターを装着したり、アダプターを使わずパワーフィルターの使用も可能です。
ちなみにこのタイプのバタフライ式スロットルボディですが、それなりの距離を走行しても単純な構造ゆえに機械的な摩耗や消耗による精度劣化は殆どありません。
開度センサーやインジェクターは交換が簡単ですので、システムとしての寿命があらゆるキャブレターに比較して極端に長く、メンテナンスも簡易です。
更にECUはLINK社製 atomⅡ ほんのひと昔は数十万円していたレベルの機能を超えるものが、現在では10万円を切っています。 このモデルは国内定価が税別¥90,000。
(ハーネスや燃料ポンプ、いくつかのセンサーは別途に必要です)
大きさは缶コーヒーと比較出来るレベル、更に防水防滴仕様で2輪の搭載にも適しています。