EFI化Z1000Jの極低回転走行時のテスト風景です。
(少々風切り音が煩いので、音量は下げて下さい。)
今だにセッティングが終わらないのかという向きもありますが、データ取りの為に各種のタイプのセンサーにインジェクターの容量や燃圧、スロットルボディの口径迄含んで年中仕様を変更しながらデータ取得を行っていますので終わりは無く、むしろ仕様変更やセッティング変更の簡便さもフルコンEFIの得意なところです。
何せエンジンは運転状態のまま、キャブレターであればメインとスロージェット、ニードルや加速ポンプの噴射時期や吐出量の変更に当たる作業も一瞬で終わります。
さて、この車両はレーサーではなくストリートマシンですので、大事な事は何よりも常用域で扱い易くストレス無く走れる事。
動画だとえらくゆっくり走っていますがその通りで、前方に車椅子マークの付いたバンがいますのでこれを煽らない様に、実はギアはほぼTOPのまま1,500rpm程度で走っています。
実際のところレーシングマシンではまずやらない走り方ですが、ストリートではシフトダウンもせずに低回転での走行や、そこからアクセルのみでの加減速は普通に行います。
スロットルの開け閉めのみで流していてもエンジンがしゃくる様な事も無く穏やかに走れています。
これがキャブに比べてのアドバンテージですが、ここからシフトダウンもせずに開けても、スムーズに加速して行けます。