こちらの続編になります→http://www.pams-japan.com/diary/?p=6926
数え切れない程とまでは申しませんが、ここまで優に50個を超えるLEDヘッドライトバルブのテストに付き合いしてきました。お付き合いというのは「DOG STAR TRADING」さんのテストにです。世に溢れるLEDバルブの中から本当に使える物は何か?無けりゃ作っちゃうか?的な勢いに感化され、興味本位でお付き合いが始まりました。確かに市場に溢れるLEDバルブ。価格もまちまちで何を買ったら良いのか解りません。
https://www.dogstar-trading.com/
この手作り感いっぱいのテスター。同条件にて異なるバルブをセットし明るさや配光特性等をテストする為の物で、上部に並ぶスイッチにより左右及びHI/LOの切り替えが出来る様になっています。見た目はダサいのですが中々優れものです。
テスト風景です。この日は凍える様な寒さで参りました。しかし何だか怪しい人たちですね。さて、使用許可を得た上で中学校の校庭をお借りしテストです。暗がりでしかも周囲に邪魔な光源が無く、更にはフラットな照射面に十分な直線距離と幅という条件を満たす場所は意外と少ないものです。
この様にバルブを交換しては照射し、カメラの露出を固定した状態で各々HI/LOビームと記録に残してゆきます。これを延々と続けます。
テストを重ね分かって来た事が幾つかありまして、やはり性能は価格にある程度比例していました。明るいのに配光特性が悪い物、その反対もあります。またテスターを使用し流れる電流値を計測すると、実際に表記されている程電流が流れていない物も多かったです。LEDとはゆえ発熱しますから、放熱とのバランスで敢えて電流を絞っている可能性もあります。その場合表記されたW数に値する明るさは得られなくて当然です。
話が長くなりましたが、結論からゆくと50数個のバルブを同条件でテストした中で「明るさ」「配光特性」「カットライン&エルボーポイント」のバランスが取れていると思えた物はたった1点のみでした。一般ユーザーさんではこれだけのテストを個人的に繰り返すのは難しいですよね。
これは、市販されている中で最強ではないかと言われているLEDバルブのLOビーム照射風景。実際は画像よりもムラなく見やすいです。単眼のLEDバルブとしては驚異的な明るさだと思います。ハロゲンを凌ぐのは当然ですがHIDにも迫る明るさです。
同じくHIビーム。遠くもまた手元も明るいです。
そしてコチラがDSTさん一押しとなったLEDバルブなのですが、まだ正式なリリース前なので照射風景はまた次回に。そして高山のZ1&1000Jにバルブを装着し走行テストも始まりました。
画像がハレーション気味ですがカットラインもエルボーもしっかり出ている感じです。個人的には明るさも配光特性も現時点では最もバランスのとれた物だという印象。画像はハロゲン色に近い物ですが、より色温度の高い物(青白い)物も有る様です。
各テストの結果、DOG STARさんからOKが出ましたらPAMSでも商品ラインナップに加えようと思っています。