今日一日の作業風景。全て別々のエンジンです。
分解して目視の範囲で各部をチェック。
こちらは洗浄してガスケット剥がし。ただ洗ってるだけの様ですが、洗浄しながらガスケットを剥がしながら、細部にまで目を光らせて異常がないかを確認します。40数年間を経てこびりついたガスケット。そうそう簡単には剥がれてくれません。ガスケットリムーバーなるケミカルや、特殊な刃先で出来たスクレーパー等がございますが、結局このカッターナイフの刃先が最後には登場します。
この20年でインターネットが浸透し、そしてこの4~5年でスマホが進化しましたが、こういう所は昔のままというお話です。個体差はありますが、ここでかなり時間を使います。
こちらは内燃機加工が完了したエンジンの組み上げ作業。腰下が閉まりシリンダーブロックを落とし込んでいる所です。
0.50 mm のオーバーサイズ純正ピストンです。シリンダーにはESTスリーブを、そして加工はトルクプレート装着の精密ボーリング&スプラッシュホーン仕上げ。この先何十年も開ける事なく元気で走れますように。
そして、これから洗浄待ちのヘッド&シリンダーブロック。数えた事はないのですが、一体今まで何機Zエンジンのリビルトをしてきたのだろう?そしてこれから何機やれるのか?
今年で21年目のPAMSですが、まだまだ日々勉強。解らない事、新たな発見がたくさんあり、そしてまたやりたい事も増えてゆきます。