この所内燃機加工等のご依頼が増え嬉しい限りです。遠方からのご依頼も多く本当にありがとうございます。昨日の作業風景から何点かご紹介します。
こちらはヘッド単体加工で内燃機加工をご依頼頂きましたが、カムラインが酷く狂っており軽くホルダーを締めただけでカムが回らなくなります。
今回はラインボーリングではなく、手作業による「カムライン修正」となりました。プラスチゲージで何度も確認を行いながら狙ったクリアランスに仕上げてゆきます。最後はクルクルっと気持ちよく回転する様になりました。この後バルブジョブ&最少値面研を施します。
こちらもヘッド単体での内燃機加工ですが、バルブ等の組み付けにタペット調整まで行いお渡しとなります。画像はガイド交換&シートカットそしてセット長合わせに最小値面研が終わったもので、組み付け前の最終洗浄と点検を行うところです。
純正流用バルブスプリングにシートも交換です。このスプリングシートとスプリングの接触面にスプリングエンドが食い込んだ様な痕跡があり、この場合自由に回転が出来ていなかった可能性が高く、念のためシートも新品にしました。摩耗が進んだリフターとカムメタルも純正新品に交換です。
バルブは弊社オリジナルHFバルブ(plus)をチョイスしてくださいました。アタリは中心から若干だけ外へ。
特にオイルラインを中心に入念なエアブローを繰り返します。
バルブの組み付けです。この後実際に使用するカムシャフトを組み付けてのタペット調整を施します。
こちらはシリンダー単体で内燃機加工をご依頼くださいました。発送前に洗浄し最終点検です。
シリンダーデッキ面研にセンターシール溝の精密加工。シールの適正な潰れ代と接触面の平滑化によりオイル漏れリスクが激減します。
最後にエアブローにより洗浄液を切り防錆処理を施して発送の用意です。
ESTスリーブに打ち替え、トルクプレート装着後の精密ボーリング&ホーニングです。
気持ちを込めて発送の用意。
毎々有難うございます。同時に私達のノウハウも使っていただけたら幸いです。