以前にも紹介しましたが、サーキットユースオンリーのジェネレーターレススタータークラッチです。
適合はインナーローター方式のマグネットローターが取り付くZ1,Z2~Z750A4,A5,Z900,KZ1000(A1,A2),Z1R(1型のみ)となります。
本来発電能力の向上を図る為のジェネレーターコンバートキットタイプ2、3用のローターコア部分を、スタータークラッチのマウントとしてのみ転用しています。
レース用のハイコンプレッションチューニングエンジンでの使用を考慮して、カム式ワンウェイクラッチと、それをマウントするコアは強力なスタータートルクによる変形やクランクへのマウントテーパー部の滑りに対応する為、SCM調質鋼で精密製作しています。
スターターギアはZ1系の純正品が使用出来ますので、別途にZ1000P系最終のものを購入の必要はありません。
本体自体が非常に薄く製作されている事とセンター部分の飛び出しは、クランクエンドからの高さを最小限としています。
これに合わせて加工したカバーを装着した場合、どの様な足回りでフルバンクしても接地する事は考えにくいです。
又、ローターとしては非常に軽量です。
純正のワンウェイクラッチのみが780gあるのに対して、採用したカム式ワンウェイクラッチは軽量タイプで、マウントコアや取り付けボルトを含むアッセンブリーでも809gしかありません。
発電系が使えませんので、サーキットユース専用車もしくは純レーシングマシンにしか使えませんが、点火系をバッテリーのみで使用してとにかく絶対的なバンクアングルが欲しいという場合は是非ともご相談ください。