外観デザイン
ラウンドデザインとスクエアデザインの2 タイプをラインナップ。
カラーはブラックとシルバー二色。(スクエアタイプはブラックのみ)
¥600,000(税抜)
¥600,000(税抜)
¥600,000(税抜)
¥130,000(税抜)
HF Z HEAD(スクエアデザイン)専用ヘッドカバー。
カムリフト(10.8)逃げ加工済み
進化した鋳造材料
鋳造素材にはAC4CH+T6を採用。引張り強さ/耐力/疲労強度/耐腐食性/熱伝導性等のシリンダーヘッドに求められる機械的強度と放熱性の向上を実現しています。
ポートデザイン
異なるポート断面積と形状を数多く試作し、フローベンチテストを繰り返し行った上で最終仕様を決定。ノーマルヘッドを大幅に上回るフロー値を実現しています。またポート形状の差異による1/4 番と2/3 番間のアンバランスも可能な限り補正するデザインを採り入れました。
ポートマージン
チューニング思想を設計段階から採り入れる事で、新規鋳造だけが可能とする適切なポート壁マージンとポート口径及び断面積の拡大を両立。ノーマルをベースにしたポート加工にありがちなクラックや貫通トラブル、ポート壁厚過少によるインシュレーター密着不良もありません。
5軸CNCによるポート加工
フローベンチテストの結果最終決定したデザインをCAD データ化。インテーク/ エキゾーストの全ポートを最新5 軸マシニングでフル切削加工する事で、ポート形状や容積の均一化を図り吸排気効率の向上を実現しています。
燃焼室仕上げ
高精度なマシニング加工と専用ツールにより、シームレスで面粗度の整った美しい燃焼室を形成。同軸シートカットと併せ各気筒間の燃焼室容積差も最小に抑えました。
シートリング
標準でインテーク37φ/ エキゾースト31φビックバルブに合わせ耐久性に優れたシートリング(TPR 製特殊耐熱鋼)を製作。また追加工により更なるビックバルブ化も可能です。
バルブガイド
高い耐摩耗性を持つSA バルブガイド(鋳鉄)を標準採用。ガイド外径にも円筒研磨を施す事で徹底した寸法管理と優れた加工表面粗度を実現。ヘッドにダメージを与える事なくガイド圧入を可能にし、馴染みを向上させオイル下がり等のリスクを軽減します。
バルブガイド内径切削とシートカットを同時に行う同軸シートカット工法を採用する事で、バルブ/ シート間における密着性の大幅な向上と、バルブセット長を精密に揃える事が可能となりました。
カムホルダーボルト雌ネジ切削に転造タップを採用する事でねじ山強度が大幅に向上。又それに併せてノーマル比5mm プラスのロングリーチボルトが使用可能な設計とし、ハイリフトカム使用時等における耐久性を大幅に向上させています。
ハイリフトカム使用時に必要なカムノーズ逃げ加工を予め施す事で、カムリフト10.8mm 迄はヘッドへの追加工無しで使用が可能となっています。
点火プラグをB タイプからC タイプへと小径化した事で、プラグホールからシートリング間へのマージンを確保し、熱や経年劣化によるクラック等の発生リスクを抑えています。
オイルラインの清掃等を考慮しラインエンド各部をPTネジ留め仕様としました。
設計時からツインプラグ化に配慮し、サブプラグ用ボスを予め設けた上で冷却フィン形状をデザイン。ツインプラグ化への変更が確実且つ簡単な設計となっています。
(注文時オプションでツインプラグ加工可能)
フルコン等での点火時期コントロールやインジェクション化等、より高度なセッティングの際に必要となるヘッド温度センサーの取り付けボスをヘッド左後方に設けました。(要加工)
CTスキャン
CTスキャニングにより投影データ化された各ヘッドを比較検証をチューニングヘッドとして
新たに求める形状へとモディファイしながら設計をすすめていく。
再設計
CTスキャニングを始めとした最新の解析技術を用いて、膨大にデータ化された各ヘッドを比較検証し、燃焼室やポートを新たに求める形状へとモディファイしながら設計を進めました。
鋳造
機械的性質に優れたアルミ素材を用いた上で、高精度な時硬性砂型と低圧鋳造法により品質を
高める事に成功しました。
熱処理加工
自社工場内で管理された熱処理炉でT6熱処理を行い、
残留応力の除去と機械的性質の向上を図っています。
機械加工
高精度な5軸マシニングセンタで燃焼室を総削りすることにより容積や圧縮比の均一化を実現。
品質保証
X線CTや三次元測定機による厳しい検査を実施。
すべての工程を自社内で完結する一貫体制で生産しています。